すごく個人的な話になるので、今まで、別のブログで仮名で公開していましたが、40歳を超えて、恥じらいみたいなものが少なくなり、図太さを育ててきたおかげ(?)で、
もう実名で公開しちゃおうかな、と、自分のブログにて、私の10年におよぶ「子宮筋腫とのお付き合い記」を残させていただきます。
改めまして、はじめまして、かおること申します。
京都市内でアンダンテエカンタービレという飲食店を営んでいます。
ここでは、10年に及ぶ、そしてこれからも続く
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子宮筋腫とのお付き合いについて、
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3度目の手術、
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子宮筋腫を小さくできた民間療法と、
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逆に、子宮筋腫が大きく育った時の自分の身体を観察したお話など、
できるだけ正直に公開していこうと思っています。
子宮筋腫に関しては、小さくて無症状の場合は治療は不要です。
治療に関しては、手術として対応できることは、子宮全摘出か、筋腫核出術があります。(公益社団法人 日本産科婦人科学会HPより引用)
私も、今回の手術(2021.8現在)で、「子宮の全摘出をしませんか」とお医者さんに勧められた時、本当に悩みました。
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毎月の半分が、生理と、それに伴う貧血によって体調の良い時期が少なくなる
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貧血が進むことによる心臓への負荷が抑えられる
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子宮がんのリスクをなくすことができる
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卵巣をとるわけではないので、更年期障害に悩まされることは少ない
これらのメリットを突き付けられて、正直、本当に悩みました。
そんな時、全摘出をした方のリアルな経験者に話を聞きに行きましたし、さらに勉強になったのは、ホームページに公開されている皆さんの体験記でした。
選択に迷ったとき、先輩の経験は、宝物のようでした。
結果、私は子宮全摘出を見合わせて、再び、子宮核摘出術をお願いしました。そういった経緯も、赤裸々にお話できればと思っています。
私のタイプは子宮粘膜下筋腫です
このホームページにたどり着いてくださったということは、子宮筋腫を既に持っておられる方だと思われますが、どのタイプと言われましたか?
子宮筋腫とは、病名になってしまっていますが、悪性でなければ、そもそもは良性の筋腫です。
たんぱく質の塊です。
本来は、恐れるに足りない、体内にできる「おでき」のようなものです。
筋腫があっても「経過観察」と言われる方が多いのは、これが理由だと思います(ただし、悪性に転化していないか、一年に一度は検診を受けることは強くお勧めします)。
これが、対処しなくてはいけなくなる理由は
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生理中の大量出血による貧血
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筋腫増大による他の臓器への圧迫
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筋腫による着床率の悪さ
この三つです。
ですので、過剰に恐れなくても良いというのが、3度手術を経験した私の今の結論です。
症状が悪化するのは、ほとんど粘膜下筋腫
筋腫が原因で、貧血が酷くなるほどの出血や、歩けないほどの生理痛が発生するのは、ほとんどが粘膜下筋腫と言われるタイプの筋腫です。
子宮筋腫は、4人に1人、顕在化しない人を含めると2人に1人は持っていると言われているポピュラーなものになりつつありますが、
その中でも粘膜下筋腫な方は10%ほどの少数派だそうです。
粘膜下筋腫は、内側に向かって成長するので、内膜を作る面積が大きくなり、それを輩出するための大量の血液と、陣痛と同じ痛みを発生させて子宮を収縮させるプロスタグランジンという成分が、多量に分泌されるための、強烈な生理痛が、、、辛いです。
それと、これはわたしだけなのかもしれませんが、
排卵は生理開始から数えてちょうど2週間後にくる(排卵出血や、排卵するタイミングに軽い痛みを感じれる人)のに、生理はその4週間後にくるというサイクルが続くことが多いのですが、これは私の勝手な想像ですが、
子宮内の面積が多いため、黄体期が長い?普通の2倍??
こんな体の感覚も、10年間観察することでわかってきましたので、これらもシェアさせていただこうと思います
闘病の歴史
原因と対策が知りたい
発生の原因としてはいくつかの遺伝子・染色体異常(12q染色体を含む転座や再構成等の変異、7q遺伝子の欠損、が子宮筋腫から見つかっていますが、いまだに明らかにされてはおりません。