こんにちは、かおるこです。
私の子宮筋腫は、内側にあるタイプで、生理の出血多量、激痛など症状が強いなど、辛いことが多いのですが、
唯一のメリットとすれば、お腹を切ることなく手術をすることが可能なので、今回も短期の入院で大丈夫なのですが、、、
3回目とはいえ、前回、前々回と全く異なることといえば、、、
2021年はコロナ渦で、8月は今までの感染者数をはるかに上回る数であるということで、緊急事態宣言が発令中のタイミングであったということです。
コロナ渦での手術
以前と異なることは、とにかくコロナ検査で陰性であることが絶対条件、ということです。
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入院当日の午前中にPCR検査を受ける
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手術中の鎮静剤が使用できない(意識を保ったまま手術を受ける)
手術入院1日目 PCR検査、術前説明、ラミナリア
同じ手術を3回目なので良かったものの、とにかくイレギュラーなことがたくさんあったのは、コロナ渦ということです。
通常だと、手術前日と当日は家族の立ち合いが必要だったりするのですが、手術の説明が簡易になったことと、家族の立ち合いは基本NGとなりました。
なので、手術の説明もテレビ電話でしますか?と言われたのですが、私の家族が医療従事者でもあることから、省いてもらいました。
入院準備をして、いざ
PCR検査を受けるために、9時半に病院へ到着しました。
受付で入院や手術に関する同意書などの書類を提出し、診察室前の待合室に向かうことを告げられ、そこから看護師さんに案内されながら「立ち入り厳重注意」の隔離部屋に案内され、鼻からのPCR検査を受けます。
ここで陽性であれば、入院手術は全てNGとなり、保健所に報告し、そのまま保健所の指示に従うということを告げられました。
ここの時点で、緊張はピークです。
振り返ってみても、入院中のなによりも、このPCR検査の鼻の奥をこすり取られるのが一番痛かった(涙)し、結果がわかるまでの5時間ぐらいの待機が、ほんとに辛かったです(大泣)
それから、再び待合室で1時間待ち、そこから病室に案内されました。
着替えを済ませ、ほどなく昼食が届きました。
昼食から1時間くらい経って、先生から診察室に呼ばれまして、無事に陰性を知らされます。
もぉー、心底、ほっとしました!
そこからラミナリアという子宮口を広げる処置をされて、病室に戻ります。
お恥ずかしいのですが、PCR検査のことで頭一杯だったので、スマホの充電器だけを持ってきて、スマホの本体を忘れるという、、、( ;∀;)
待ち時間が多いので、電子漫画とか読もうかな思っていましたが、思いがけずスマホデトックスができて、意外とスッキリでした(笑)
テレビカードを使ってオンデマンドTVをみることができたので、久々に12モンキーズをみてみたり。
昔はこんな映画もファンタジーとして捉えていたけれど、パンデミックが現実になると、こういった映画をみる感覚が異なってて不思議な感覚になりましたヨ。
麻酔科の先生から、鎮痛剤使用できないのと、、、
入院中って眠っていられるのかな?と思いきや、麻酔科の先生や、薬担当の先生などが、次々に病室にいらしてくださるので、忙しかったりします。
麻酔科の先生には、翌日、下半身麻酔である脊髄くも膜下麻酔をするが、体格と年齢からして、骨と骨の間から針が刺せない可能性があるということ。
うーん、数年前の手術ではないリスクでした、ふむふむ。
もし針を入れることができなければ、全身麻酔に変更となり、その場合は呼吸を助ける装置を口から喉にかけていれることとなるとのこと。
また、コロナ渦で、手術中に鎮静剤が使えないので、意識がかなりハッキリしてしまうということ、
これも数年前の手術にはなかったことでした。
現在は、コロナ患者の重症者病棟で使用するエクモに鎮静剤を使用することから、在庫がそちらに流れているということと、鎮静剤を使用することで、呼気からウィルスが排出されることを防ぐため、との理由らしいのですが、ともあれ、意識残したままの手術は初めてだったので、かなり緊張しそうです。
手術中に音楽をかけることができますよ、ということでBGMを選ぶリストみたいなものを持ってきてくれたのですが、EXILEとかK-popとかもありましたよ、手術中は私の好みより、手術をしてくれる先生が集中できることのほうが大切じゃん?!と思って、ジブリのオルゴール音楽を選びましたw
そんな説明を聞いたりすると、あっという間に夕飯の時間となりました。
消灯は8時なので、軽い睡眠剤をいただいて、その日はぐっすりと就寝です。
手術当日
朝から水も固形物もNGです。
手術着に着替えて、車椅子に乗って病室に向かいます。
手術室までは車椅子に乗るのに、手術室についたら立ち上がって、歩いてそのまま手術台にのります。
身体はとても元気なので、この変わり身が、いつも不自然に感じるのですが、手術室前までは必ず車椅子というのがこの病院のルールのようですw
いよいよ麻酔!
身体を横に寝かして、そのまま背中を丸めます。
脊髄くも膜下麻酔を入れるための、表面の痛みをとるための麻酔が入れられて、そこからは感覚は全くありません。
そして、あっという間に麻酔が入りました。
保冷剤をあてて、冷たいことが感じられなかったら、麻酔が効いている証拠となるのですが、まずは全体が一瞬で熱くなり、その後感覚がなくなります。
身体を横にしていたからか、右足はすぐに感覚がなくなりましたが、左下半身だけは、何度も「冷たいです」と答えることがあって、一瞬パニックになったのでしょうか、血圧がどんどん上昇してきたみたいで、当初は使用しないと言われていた鎮痛剤も、本当に軽く入れることとなりました。
そこからは、何度か目覚める感覚で、あっという間でした。
手術が終わっただろうあたりに、先生が瓶に入れた肉片をみせてくれて、取れましたよ、と。
トータル2時間半ほどの手術となったようです。
全部をとる、というより、突出しているものだけを削り取る、といった感じなので、完治ではありませんが、これで生理による出血の多さとか痛みはいくぶんか軽くなると期待しています。
健康でいよう
今回の手術は、前回のより5年後ということで、ずいぶん身体の劣化を感じました(涙)
なにより、肝臓の数値が薬によって一気にあがって、なかなか落ちない、、、こととか、
手術のリスクが低くなるだろう下半身麻酔も、今回は可能でしたが、年齢を重ねると、骨と骨の間が狭くなってくるので、脊髄くも膜下麻酔ができないことも増えてくるようです。
そして、今回ほど日ごろの努力が開花された!と思ったのは、2年前くらいから月に2,3回ほどではありますが、ピラティスを続けているんです。
ピラティスは先生が口酸っぱく教えてくれるのは、骨と骨とが引っ張られるように伸ばす、ということで、これがちゃんと機能していたようです。
骨と骨の間隔がしっかりあったことで、麻酔があっという間に完了できたと、麻酔科の先生に褒められました (地味に嬉しいヾ(*´∀`*)ノ
手術ってしないことがベストですが、怪我や病気などでやむを得ず行われることってあるかと思いますが、危険因子が2つ3つ重なると、リスクも急に高くなります。
日ごろの健康への意識は、これからさらに強めていこうと心に決めた手術体験でもありました。
手術室から出て
血圧や脈拍、酸素飽和度などを測定するので、身体にたくさんの管をつけられたまま、安静にしています。
麻酔が抜けてきたら、足の指をグーパーしてできるだけたくさん動かすようにとアドバイスされます。
また、手術当日は朝から夜まで断食なのですが、手術後は積極的に水をとるように言われますので、500mlのペットボトルで緑茶を4本ほど用意しておきました。
ストローは必須です!
テレビをみたりはできるので、ボーっとした時間があっという間に過ぎていきます。
8時に軽い睡眠剤を貰ってうとうとしていたのですが、同室の方のいびきがすごかったので、覚醒してしまい、0時くらいにもう一度睡眠剤を貰って、次の日の7時くらいまでノンストップで眠ることができました。
入院3日目、退院
朝になって、全ての管がとられて、スッキリ!
そのまま8時に朝食をいただき、9時ごろに先生の診察があり、手術の終了が告げられます。
10時には病院会計の方が明細を持ってきてくださるので、それをもって受付の会計まで行き、お支払いをして終了です。
退院は、気が抜けるほどアッサリでした。