2012年

子宮筋腫の発覚の経緯

2021年8月31日

こんにちは、かおるこです。

このページでは、私がはじめて子宮筋腫と診断された経緯をお伝えしています。

振り返ると、自分の身体に無頓着だったなぁと思いますし、書いてて反省することしかないのですが、私が発信することで、共感していただけることもあるかと思います。

特に婦人科は、妊娠などのきっかけがなければ、縁の薄い人も多いと思いますし、病院に行くハードルはとても高いこともわかります。

でも、我慢強いのは、褒められるものでもありません、この記事を読んで「わたしも、、、」と思われたら、ぜひ婦人科の検診を受けてみてください。

内科で異常な貧血の数値に、緊急電話がかかってきた

私は2007年から飲食店を経営していて、その年の春は、不思議なくらい風邪をひく年でした。

確かに、異変は、いくつか感じていて

  • 異常に風邪がひきやすくなった(ちょうど忙しくなってきたところだったので、気にしなかった)→貧血の典型的な症状
  • 清水寺に行ったときに、異常なくらいの心臓の苦しさ(運動不足だと自分を責めました)→貧血の典型的な症状
  • 炭酸水にはまり、とにかく大量に氷をガリガリと食べる毎日(痩せそう♪って思ってました)→貧血の典型的な症状

今思い返してみると、異常事態であることはわかるのですが、それまで病院に行く習慣もなかったので、単なる自分の運動不足?食生活の乱れ?気のせい?と、深刻に考えてはいなかったのですが、

私の長期にわたる不調な様子をみた友人が、みかねて「私がついていくから、絶対に病院に行って欲しい」と言われ、しぶしぶ、近所の内科へ

夜中に電話がかかってくる

その日は、血液検査をして、風邪に対する薬をいくつか貰って帰宅したのですが、夜に見知らぬ電話番号からの着信があり

●●病院の医者です、貧血の数値が輸血するかしないかのギリギリなので、今すぐ鉄の注射を受けてください。

当病院には鉄剤の在庫がないので、明日の一番に、一番最寄りの産婦人科で鉄の注射をお願いしてください。

あなたの場合は、年齢的に推測して、子宮筋腫と思われますので、とにかく病院に行ってください。

このような数値の方を病院から帰したということは、医者の倫理にかかってくるので、とにかく絶対に行ってください。

と言われて、すぐにGoogleで近くの大きな産婦人科へ行き、外来で診察をお願いすることに。

これがそのときの数値です。ヘモグロビン濃度5.1は、命の危機だったそうです(本当に反省しています、、、)

一番近くの産婦人科へ

次の日は、さすがにお店を休みにして、早朝に予約し、受診しました。

高齢のおじいちゃん先生に「自己管理があまい!なぜこんなになるまで、放置しておけるのか、あなたは自分の身体に対しての責任がなさすぎる」と、猛烈に怒られ、驚いて泣いてしまいました。

実際、この数値だと、倒れて意識を失うくらいらしいのですが、貧血状態がゆっくり進行していったことから、身体がそれに適応しようとして、発覚がだいぶ遅れたようです。

それから2週間、毎日鉄の注射を受けることとなり、なんとかヘモ値8あたりに戻ってから、大きな病院で再診することを命じられました。

この時点で、

氷を食べたいという欲求がピタッと止まりました!

これは体内のミネラルバランスが崩れておこる「異食症」といって、栄養価の無いもの(土・紙・粘土・毛・氷・木炭・チョークなど)を無性に食べたくなる症候で、鉄分不足の人は特に氷を求めるんだそうです。

とても危険な症状なので、本当にお気を付けください。

原因となった生理の出血量について

私は20代が、生理の状態が本当に悪くて、3か月ほど生理がないのは、ざら、でしたし、生理に関しては無頓着でした。

30代になったときに、妊娠とかも視野に入れて、生理を本気で整えなくちゃいけないな、と思ったことから、低用量ピルを飲み始めました。

それを飲み始めたのは、2017年の2月でした。

実は、数年前に低用量ピルを処方してもらっていたことがあったのですが、飲まずに置いてあったものを安易に飲んだのですね。

すると、毎月出血はありましたが、とにかく大量

でも、私はこれを「デトックス」とか言って、その量の多さに疑問を持つこともなく過ごしていました。

もう、ただただ反省しかありません。

おじいちゃん先生に怒られるのは仕方ないのかもしれませんが、それから一度もその病院には行っていません、はい。

紹介状をもらい、京都市内の大きな病院へ

病院のシステムが、その時に初めて知ったのですが、

大きな病院を受診するときは、紹介状がなければ、初診料として5000円を請求されるので、ご注意ください

私はおじいちゃん先生に紹介状を書いてもらい、京都市内にある日本第二日赤へ向かいました。

そこで再び、内診、MRIを受け、子宮筋腫のタイプが粘膜下筋腫という種類のものであることを教えてもらいました。

朗報としては、粘膜下筋腫という内側にできる筋腫なので、膣から内視鏡を入れて、電子メスで削る「子宮鏡下手術」が可能、

つまり、お腹に傷をつけない手術が可能ということ。

でした。

ただし、筋腫の大きさが5センチ近いので、

  • リュープリンという疑似閉経にする注射を1か月に一度打って、筋腫を3センチほどに小さくする
  • 貧血の値が8.2なので、最低でも11まで戻すため、鉄剤を飲むこと

と言われ、8月、9月、10月と3か月を過ごし、11月に無事手術となりました。

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