子宮筋腫は、良性の腫瘍です。
腫瘍とは、いわゆる「できもの」です。
その形状や、発生した部位、広がるスピードによって、悪性か良性かが判断されます。
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良性の場合は、細胞が膨らむように大きくなり、またその部位でしか大きくなりませんが、
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悪性の場合は、浸潤といった言葉で表現されるように、周りの細胞まで深く入り込んでいくことが特徴で、しかも臓器を飛び越えて発症させる(転移)こともあります。
子宮にできる腫瘍は、多くは良性であるケースが多いようですが(それが子宮筋腫)、まれに子宮癌であったりもするので、先生の診断をきちんと受けることをおすすめします。
子宮筋腫の検査と一緒に、子宮頸がんの検査や、子宮体癌の検査なども行ってくれる病院も多いようです。
また、筋腫を切り取ったあとは、細胞を生研にまわされて、良性か悪性かの診断もくだされます。
良性でも、やはり放置しておくと、周りの臓器を圧迫したり、子宮の場合は特に生理の量が増えて貧血という症状が辛くなってくるなど、
日常生活にも支障をきたしてくるので、なんとか小さくしたいですよね。
なので、私は発想の転換をし、筋腫というくくりで、改善していく方法を模索してみました。
30代前半から症状が出てくるという体験談の多さから読み解く
良性であっても、腫瘍は腫瘍です。
では、悪性の腫瘍の場合、なぜ発生するのかということを調べてみると、癌は遺伝などの先天性な原因が多く、健康な人にも癌細胞は存在しているんだそうです。
しかし、癌を抑制する抵抗力が勝っているため、発症していないというのが現実です。
これは良性腫瘍でも同じかもしれません。
既にその遺伝子が組み込まれているが、免疫力が低下したために、抑制が効かず、大きくなった。
この説にうなずいてしまう理由は、私も含め、周りの友人知人たちが、20代も子宮筋腫を持っていたけれど、さほど症状も出てこなかったが、30代に突入して、症状が悪化したとか。
30代と言えば、20代とはあきらかに違う体力の衰えや、免疫力の衰えがあります。
東洋医学の視点からみると、先天的な気のエネルギーが減り始める時期でもあるので、後天的な気を作り出す努力をしなければいけない年代なのでしょう。
話は少しそれましたが、私の仮説はこれです。
筋腫の種は多くの人は遺伝子レベルで持っているもの。
しかし、若いうちは、筋腫の発育と、筋腫を抑制する免疫力の働きのバランスがとれていたため、症状も軽くすんでいたが、
生活習慣や、加齢などで、抑制する免疫力が低下し、筋腫が発達する。
しかも、子宮筋腫の症状として、貧血を伴うことが多く、貧血が進むことで、さらに気エネルギーや「血」が不足し、血行不良となって、さらに筋腫を大きくしていくのも、残念なループかもしれません。
やはり筋腫がみつかったら、
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定期的な検診と、
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免疫力を高めること、
大切に考えてゆかなければと思います。
では、具体的に、免疫力を高めるとは、どのようなことをすればよいのか、掘り下げてゆきたいと思います。
一般的には、適度な運動、健康的な食事が基本とされていますが、生活習慣を急に変えることは難しいと思いますので、これならできるという範囲で取り入れてゆかれることをおすすめします。
追記:2016.9.28
腫瘍の好物は、糖質、35℃の環境、酸性の環境
腫瘍の嫌いなもの酸素、高体温(平熱体温37℃)、アルカリ性の環境(血液のpH)