原因と体質を知る

子宮筋腫の原因を、体感から検証してみました

2021年8月31日

こんにちは、かおるこです。

んで、結局のところ、子宮筋腫の原因ってなんなんでしょうね、原因がわかれば対処できるのですが

  • 遺伝的?
  • 生活習慣?食べ物?運動不足?ストレス?

わからない、、、けれど、10年もお付き合いしてきたら、なんとなくの検討はつきはじめてきたので、筋腫が大きくなるきっかけと、筋腫が小さくなった体験を書き記すとともに、ここらで検証してみます。

まとまりのない文章になるかもしれませんが、お付き合いください。

筋腫の原因

西洋医学と東洋医学では、見解が全く異なります。

西洋医学だと

先天性のものと考えられています。

子宮筋腫の核は、遺伝子情報に組み込まれているので、そこが女性ホルモンの刺激(特にエストロゲン)によって成長し、発症するというもの。

これは、エストロゲンの働きが低下する閉経期に筋腫が縮小するという事例から、このような仮説の元、治療が進められています。

よって、手術で子宮筋腫の核を取り除く前に、薬で一時的に閉経状態をつくって女性ホルモンを抑える方法がとられます。

私自身、二回の子宮筋腫手術のまえに、3ヶ月ほどのリュープリンを経験していますが、二回とも、2センチほど小さくなっているので、ある程度の効果があるのだと思います。

ある程度の年齢で発症したら、更年期までの年数を計算して疑似閉経となりますが、30代以下であれば、エストロゲン減少による弊害のほうが多いので、手術前の一時的な対処となるようです。

東洋医学だと

東洋医学の見解だと、生活習慣病の一種で、冷えからくるオ血や血の巡りの悪さが原因の一つだと考えられています。

冷えて血流が悪い部分に、女性ホルモンが滞留し、そこでなんらかの刺激を受け、たんぱく質が凝固されて、筋腫が形成されるというシンプルなものです。

子宮筋腫に対しての食事療法に、チーズや乳製品をとりすぎないように書かれていることをみたことがありますが、筋腫の成分がたんぱく質であるということが理由なのかな?と思いました。

治療方法としては、主に漢方薬を飲み、経過をみてゆきます。針や、整体などにも効果が期待されます。

東洋医学は体質改善の意味でとても良いと思うのですが、多少の時間はかかります。しかし、子宮筋腫で困っている人の場合、重度の貧血であることが多いと思うのですが、貧血は血の成分が薄いので、全身に酸素が運ばれにくくなっています。そのため、ポンプ役の心臓は常にフル稼働ですし、なにより、貧血によって冷えは進み、さらに血流が悪く、子宮筋腫が育ってしまうという悪循環がみられます。

貧血の症状が出る多くの場合は、粘膜下筋腫であると思います、

粘膜下筋腫は、症状が酷く表れるというデメリットが特徴の一つですが、子宮鏡下手術を受けることができるというメリットがあります。

この手術は、皮膚に傷をつけずに手術ができるので、西洋医学の手技で悪い働きをする部分だけを切除してもらい、東洋医学的思想で、体質改善に努めたほうが、効率的かな、と悩みに悩んで、苦しんだ後に出した個人的な答えです。

自分なりに原因を検証してみました。

1度目の子宮筋腫が発覚した時は、生理周期を整えるために、低用量ピルを摂取しはじめたことが、何らかの原因ではないかな、と推測しました。

2度目の子宮筋腫の再発は、ローズヒップ由来のサプリメントを摂取していました。ローズヒップは体脂肪が減るといった効果を期待してのことだったのですが、安易なサプリメント摂取が、子宮筋腫を刺激してしまったのかもしれません。

どちらも、何かしらの女性ホルモンを刺激したことは間違いありません。

3度目の子宮筋腫の再発は、ハッキリとわかるのが「2020年のコロナパンデミック」によるストレスと、マスクによる酸欠状態、そして2021年の異常気象(特に梅雨)が原因だと感じました。

子宮筋腫の私だけ?の規則性を発見

もう子宮筋腫とのお付き合いは10年になり、3回目の症状悪化となると、ある程度の規則性をみつけることができるようになってきました。

私が毎回発症しているのは、春から初夏にかけて、です。

冬の寒さで血の巡りが悪くなり、排せつ機能も低下して、春に老廃物を出す肝臓の機能が暴走して、5月あたりは心身ともにダウンすることが多いというリズムのようです。

なぜか、夏の終わりから秋、冬にかけては、めちゃくちゃ元気になります。頭の回転も良くなり始めてくることは、体感としてあります。

東洋思想の占いで体質が診断できた

私の友人で、ヨガのインストラクターをしている女性に「あなたは、アーユルヴェーダでいう水と土(カパ)の見本のような人」と言われ、ネットでできる体質診断をしてみると、笑うくらいホントでした!火とか風の要素なし(笑)

東洋思想の占いで、自分の生まれ持った五行を調べられる数理法でも、70%くらいが水なので、先天的にも後天的にも、冷性、冷えやすいんだろうなと思います。

一般に体格がよく、肩幅・腰も大きい。大柄、骨太。

手足の血管も見えにくい。
太りやすい体質で、体重も比較的重い。
色白で、肌質は冷たくしっとりしていて滑らか。

比較的丸顔で顎もしっかりしている。
髪は黒く艶がある。白髪にはなりにくい。
目は大きく、まつげも長い。歯は大きく、歯並びも揃っている。
体力や持久力に優れ、我慢強い。

アーユルヴェーダ体質診断より

カパは春に症状が出やすいらしく、冬に溜めた毒素を、春に一生懸命消化し、エネルギー不足になって倒れていることが多いそうです(はい、これ!)

この診断をみつけたときは、頷き過ぎて首がもげそう(笑)めちゃくちゃ当たるといわれる占い師さんの話を聞いているようで、ちょっと興奮しちゃいました。

インドと中国の理論がぴったり重なる!!!

陰陽五行説でいうと、春の不調は、肝臓です。

肝臓が一番嫌うのは、湿度らしいのですが、思い返してみれば、確かに今年2021年の異常気象で梅雨の時期に、とにかく身体が鉛のように重だるく、右の肋骨あたりにあるだろう内臓が腫れているという感覚はあったのですが、そうか、あれが肝臓の悲鳴だったんだ、、、と今になって気が付きました。

子宮筋腫の原因の一つは肝臓の疲労?!

肝臓の不調からくる症状として、主なものは

  • 慢性疲労
  • 視覚障害
  • 肥満
  • 食欲不振
  • 血行不良
  • 生理不順

そうなんです、肝臓って血液と密接な関係があるので、生理不順をはじめとする生理痛、月経前症候群などに関わっているということに、納得しかありません。

昔、波動共鳴で自分の身体の弱い部分を調べるという機械(ニュースキャン)を受けたときに、子宮はとってもお元気だったので、そもそも、

子宮筋腫の原因って(もちろん一つではありませんが)子宮そのものに問題があるのではなくて、本当は肝臓の不調なんじゃないの???

という結論に至っています。

鉄剤は逆効果だった?!

一度目の子宮筋腫発覚の時は、貧血の解消のために、鉄の注射を10日間連続で受け、その後、疑似閉経の薬を飲んで、出血そのものを3か月ほど止めて、フェロミアという鉄の錠剤を経口摂取して手術に至りました。

二度目の時も、やはり貧血から、疑似閉経の薬を飲んで、フェロミアで鉄を補い、手術に至りました。

そして三度目の今年2021年は、大量出血と激痛で再発が発覚し、ヘモ値も8という数値まで落ちていたので、またいつものパターンなのかな?と思っていたら、先生から

「昨年に認可された鉄の静脈注射(フェジン)があるので、それを使えば、週に一度、最大3回で回復しますよ」とのこと。

さらに、疑似閉経の薬も不要で、まさかまさかの、発覚から1ヶ月で手術に挑めました。

鉄剤の副作用には(便が硬く、黒くなる、体調が悪くなる等)悩まされていたので、すごいものが開発されたなー♪と飛びついてみたのですが、手術前に先生に呼び出されて

肝臓の数値が高くなっている、まだ薬でどうこうする必要なないけれど、退院後の生活を見直してください」と。

アルコールも週に1度くらいになったし、暴飲暴食もあまりなし。

運動も適度に心がけているので、ここまで数値があがったことが不思議だったので、調べてみたのですが、

どうやら、この「フェジン静脈注射」にも、副作用としてAST上昇 、 ALT上昇(肝臓の数値)があったので、可能性も捨てきれませんよね。

発覚前に飲んでいた漢方薬が原因かもしれませんが、とにかく過剰なサプリメントは肝臓の数値にも影響してくるみたいなので、退院後は、薬絶ちをして、様子をみてみようと思います。

京都大学医学部附属病院 血液腫瘍内科の先生が、このような手記を書かれていたので、参考まで。

「貧血と鉄過剰症~貧血の人は鉄分をたくさん摂ればよいの?」

鉄の吸収率は,肉などに含まれるヘム鉄で 2 割,非ヘム鉄で数%程度ですので,総合すると 1 割程度になり,8mg の鉄を摂取しても 0.8mg の鉄しか吸収されないことになります.女性ですと月経により失われる鉄が毎月 30mg ほどあり,これを補うのに 1 日 1mg 以上の鉄を吸収する必要がありますので,鉄のバランスは赤字になってしまいます.

貧血と言われて鉄剤をのみ続けたために,鉄過剰症になって,肝臓に鉄が沈着しインスリン抵抗性を惹起したり,膵臓のβ細胞を障害して,糖尿病になった方もあります.鉄剤や鉄サプリを始める前に,本当に鉄分が欠乏しているのかどうか調べることは大切です.

もう一つ、心当たりがあるのは、内臓下垂です。

20代のころに腹痛で内科に行ったとき、レントゲンで内臓下垂を指摘されました。

ずっとパソコンの前で座っている生活が続いていたので、その頃からヨガをはじめ、腹痛は解消したのですが、内臓下垂は骨盤内の血流を悪くするので、子宮筋腫の原因の一つともいわれています。

これらを振り返っても、子宮筋腫に冷えはとても悪いものだと思われますので、これを念頭に、対策を考えてゆきたいと思います。

 

※このページは、管理人の実体験と、自分の周りの友人数人ほどの子宮筋腫体験者との話に基づいた、仮説を語ったページです。ただ、症例数が多いほど、原因がわかったり、有効な対処方法がわかったりすることもあります。まだ私も手探りではありますので、以下の情報を活用される場合は、事故責任の下、お試しください。生死にかかわる病気ではないと言われておりますが、辛さはどれも同じです。子宮筋腫と正しく付き合ってゆきたいと思っています。

-原因と体質を知る